犬と猫の皮膚病
- かゆみがひどくずっと掻き続けて出血してしまった。
- 全身に蕁麻疹がでてかゆがっている。
- 最近ふけがひどい、かゆがっている。
- 最近毛が薄くなってきた。年のせいかな?
このようなことが気になって、ペットを病院に連れていく方も多いのではないでしょうか?特にワンちゃんでは
動物病院に来院したワンちゃんのおよそ4頭に1頭が以上のような皮膚症状を訴えて来院しています。
(アニコム家庭どうぶつ白書2012より)
一言で皮膚病といってもその原因は様々です。
- ノミ・ダニなどの寄生虫
- 細菌感染・真菌(カビ)感染
- アレルギー
- ホルモンバランスの異常などの内臓疾患に因るもの
- その他自己免疫疾患・腫瘍など
以上のような原因が多くの場合は複数関係して、皮膚病として発現しています。
痒みがあるから→かゆみ止め 化膿しているから→抗生物質
では症状は軽減するもののいつまでたっても再発を繰り返し、最終的には薬が効かなくなり、別の病態が出てきてますます皮膚病がひどくなっていきます。
アクア動物病院での皮膚治療
皮膚病を改善するために、まず検査を行って患者さんの状態を把握します。皮膚症状の改善だけではなく、根本的な原因の改善を目指して治療していく必要があります。また、治療の過程で治療の変更が必要ないか、薬の増減の必要はないかなど常にチェックしていかなくてはなりません。
加えて、シャンプー療法や炭酸泉療法などによって皮膚状態の改善、皮膚のもつバリア機能の回復を目指していく必要があります。
また、自宅においても保湿などの日常ケア、処方された薬の投薬を確実にしていただく必要があります。
皮膚病をコントロールするには獣医師による治療、トリミングによる皮膚状態の改善、飼い主さんによる日常ケア、これらが三位一体となって取り組む必要があると考えています。
皮膚病は遺伝的な疾患や犬種特有の疾患など、完治が難しく長期にわたって治療を継続する必要のある病気が多いです。また飼い主様が実際目にしてしまう病気ですのでペットたちだけでなく飼い主様にとってもつらい病気だと思います。
当院ではペットと飼い主様のより良い関係ができるだけ長く続くように、動物も飼い主様も皮膚病の煩わしさから解放されるように日々診療に努めております。
ペットの皮膚病でお困りの飼い主様、私たちと一緒に取り組みませんか? どんな些細なことでもかまいません、お悩みのことをご相談ください。