内分泌器
内分泌器は様々なホルモンを分泌し体内の状態を調節します。
ホルモンは体の各臓器から分泌され、体の恒常性を維持する役割を果たします。恒常性とは環境の変化などがあっても生体の内部を一定に保つことをいいます。ホルモンは微量ながらその量を増減することで体内の恒常性を保ちます。
ホルモンを分泌する主な臓器は膵臓、副腎、甲状腺などがあげられます。
これらの臓器にホルモンを出しように命令するホルモン(刺激ホルモン)は脳の視床下部というところから分泌されます。
これらの臓器が障害を受け、ホルモンの量が多すぎたり少なすぎたりすると様々な病気を引き起こします。例えば、膵臓が分泌するインスリンホルモンが不足してしまうと、血糖値のコントロールができなくなり糖尿病になります。
なんとなく元気がない、食欲は無いわけではないけれど食いつきが悪い、皮膚病の治療をしているけれどなかなか治らない、元気だけどやけに水をたくさん飲んでおしっこをいっぱいする・・・このような症状がある場合ホルモンの分泌異常である可能性があります。 多くの場合は血液検査や超音波検査など体に負担がかからない方法で確定できますので上記のような症状がある場合は一度受診されることをお勧めします。