泌尿器科症例
尿路結石症
尿路結石症はおしっこの排泄経路に結石ができる病気です。
結石は普段の食生活に問題があったり、おしっこの排泄経路に細菌感染があると発生しやすくなります。
結石があると血尿がでたり、頻回におしっこをしたり、苦しそうにおしっこをしたりします。結石が尿道につまってしまうと排尿ができなくなり、嘔吐したり、ぐったりして危険な状態に陥ることもあります。
尿路結石症は尿検査やレントゲン検査超音波検査などで調べます。また、おしっこを作る腎臓や全身状態に影響を及ぼしていないか血液検査などを行ないます。
結石が大きくなると特に雄犬では尿路につまる危険が高くなりますので、手術で取り除く必要があります。また、雄猫の場合は結石が砂のようになって尿道につまってしまうことが多く、緊急性の高い疾患であるといえます。
尿路結石症の多くは結石のできにくい食餌に変更することで予防することができます。
結石がつまってしまうと命の危険がありますので、排尿の様子がおかしいなと感じたら病院で検査をしてもらいましょう。
